飛距離を伸ばすためにヘッドスピードをアップさせる方法
飛距離伸ばすヘッドスピードアップ
プレーにおいてできる限り少ない打数で結果を出す為には、序盤でいかにボールを遠くへ飛ばせるかどうかが鍵となってきます。
ただ遠くに飛ばせるアイアンやウッドを、ただ単に振り回すだけでは目標に向けて確実に飛ばせる効果が期待できません。確実にボールを遠くへ飛ばすべく、ヘッドスピードを高める為の基本をここで押さえていきましょう。
まずボールを狙った先へ確実に飛ばす効果を高める為、飛距離の3要素を予め頭に入れておきましょう。内訳は初速、打ち出し角度、そして適正なスピン量です。
中でも初速が特にボールの飛距離に影響を及ぼしますので、できる限り長いクラブで打つようにしましょう。クラブが1インチ長くなるごとにヘッドスピードが2m/s伸びると言われている程、長さが鍵となってきます。
また長いのは勿論、できる限り重いものを選ぶようにしましょう。あまり力のない方は、取り回しが楽な軽いものを選びたいと考えていることでしょう。
ただクラブが重ければ重い程、持ちながら振る際の位置を確認しやすくなります。ゴルフを楽しむ上で欠かせない基礎体力作りへの効果も期待できるので、重いものの取り扱いにも慣れておきましょう。
また、基礎体力を高めればクラブを軽快に振れるようになるので、プレーする上で必要となる筋肉を普段の運動習慣などからしっかり作っていきましょう。
ヘッドスピードの値
ところで単にスピードアップと言われても、具体的な数値がなければそれをなかなか把握しにくいですよね。実はヘッドスピードの値を自ら測れるのをご存知でしょうか。
専用の測定器を備えている練習場へ行けば、打ちっぱなしの練習と同時に速度を確認できます。また測定器がない練習場で練習する際は、携帯電話程度のサイズで持ち運びに便利な簡易計測器を活用しましょう。
ゴルフショップは勿論、最近ではインターネットの通信販売でも手に入れることができます。計測データを性別やプレー歴ごとの平均と比較できるのも特徴で、自分がその平均と比べてどの立ち位置なのか簡単に確認できます。
因みにヘッドスピードと飛距離は比例関係にあり、横軸にヘッドスピード、縦軸に飛距離をとると、原点を通る右肩上がりの一次関数のグラフが出来上がります。
グラフを傾きであるミート率にヘッドスピードを掛け合わせることで、理想の飛距離を計算できます。より正確な値を知る為には実際に計測した結果をグラフ用紙にプロットし、線を引いてグラフを作りながら確認して下さい。
最後に、一般的なアマチュアゴルファーのヘッドスピードの値を頭に入れておきましょう。年齢や性別などで微妙な違いがあるものの、大体40m/s前後が平均と言われています。
これがプロであれば50m/sは超えますが、初心者の場合は最初の目標を40m/sと定めてスピードアップに向けた練習をしましょう。